日本人の10人中7人が不耐症!?牛乳でお腹の調子が悪くなる理由

牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

筆者
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かくいう私もそのうちの一人です。

学生時代、給食だった頃は、そのゴロゴロがお腹に良いものを取り入れているサインって思っていたこともありました。あんなにお腹を下していたのに、毎日飲んでいましたからね。というか昼だけでなく朝も飲んでいました。

今となっては笑えない話ですね…。お腹がゴロゴロするという体からのSOSを異なる解釈をしてお腹に負担をかけ続けていたのですね…。

なぜお腹がゴロゴロするのか?

食べたものの中には消化吸収されなかったりされにくいものがあります。腸ではどうにかそれらを薄めようとする働きが起こります。しょっぱい味噌汁は水を加えて薄めたくなりますよね。そんなカンジです。

そんなわけで腸は大量の水を引き込みます。その結果、お腹のゴロゴロにつながると考えられています。

牛乳がお腹に良くない理由

その吸収できないものが牛乳には含まれています。

牛乳の成分で吸収できないものには、カゼインというタンパク質と乳糖という糖質の2種類があります。

牛乳のお腹に良くない成分①カゼイン

カゼインについては市販のプロテインの原料になっているので見かける機会もあると思います。吸収が非常に緩やかなのでボディメイクしている方なんかは夜に摂取して寝ている間にタンパク質を枯渇させないようにするみたいな考え方もあるようです。逆を言えば、吸収が遅いということはそれだけ胃腸に負担がかかっているということです。なのでそもそも胃腸が弱い我々のようなものが牛乳を飲むことはあまり体にとってよろしくないのです。

牛乳のお腹に良くない成分②乳糖

次に乳糖です。乳糖は糖質の1種なります。これを分解する酵素を持っている日本人は非常に少なく、7割は乳糖不耐症と言われています。これも分解されないまま腸に届くことで、カゼインと同じようにお腹を下すことに繋がります。

ヨーグルトとかの乳製品はいいの?

ヨーグルトなんかは腸にいいからといわれていますが、発酵の過程で先述のカゼインは分解されますが、乳糖はそのまま残ります。ですのでヨーグルトを食べてお通じが改善したという人は、もしかしたら乳糖不耐症の症状によるものかもしれないということを理解していたほうがいいと思います。いうなればヨーグルト本来の効果ではなく、副作用によって症状が改善したということです。これは体にとっては本意ではありません。

まとめ

私がこれを知ったときには、なんで給食で牛乳が出ていたのかと怒りが沸いてきました。

お腹の不調がなければ、もっと学校生活を楽しめたかもしれないのに…と思うからです。

7割の日本人が乳糖不耐症であるならば、クラスの何人かは同じようにお腹の不調で悩んでいたんだろうなと思います。

もしいま学生の方でお腹の不調に悩まされている方がいらっしゃれば、自分には牛乳が合っていないのかもしれないと疑ってみるのもいいと思います。

自分の体に牛乳が合わないかどうか確認するとしたら、週末は牛乳や乳製品を抜いてみて、いつもより体調が悪くない、むしろ良いと感じられれば牛乳が体にあっていないことがわかります。

理解のある親御さんでしたらきっと協力してくれるはずです。

お腹の不調で悩んでいる方が一人でも多く救われますように。

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