いつまで経っても肌荒れが治らない…
SNSで話題のスキンケアを試してみても効果がない…
いつもニキビが1つはある…
こんな肌の悩みを抱えている人が実は多いのではないでしょうか。
もしかしたら、栄養不足のサインかもしれません。栄養不足を改善して体の内側からきれいになりませんか?
今回はそんな栄養不足のなかでも特に現代人に不足しがちな栄養素の亜鉛を解説していきます。
亜鉛が不足すると肌荒れを引き起こす
亜鉛をご存知でしょうか。いわゆるミネラルの一つです。亜鉛は現代人に不足する栄養素として知られており、この亜鉛が不足すると皮膚に炎症を起こすことがあります。
本来亜鉛は皮膚にも多く存在しますが、それが不足すると皮膚の外から加わった刺激に対し炎症が起きてしまい、それが肌荒れとなります。しかも、治りにくく、しばしば悪化していきます。
お母さんの母乳に亜鉛が少ないと、赤ちゃんの皮膚に炎症が起きることもあるようです。
以下のような調査結果があります。
イランの子どもたちを調査したもので、以下のような症状が見られました。
- 明らかに骨の形成が不完全で身長が足りない
- ひどい皮膚の変質がある
- 髪の毛もほとんど生えていない
- 実際に25歳までに感染症で死亡するケースも有り
これらの症状が亜鉛を補充することで改善されたのです。
皮膚だけでなく、髪の毛や爪なども亜鉛不足で弱くなります。
もし肌荒れ以外にも髪の毛のコシ・ツヤがない、髪の毛が細い、爪がデコボコしているといったお悩みがあれば、亜鉛不足かもしれません。
ただ加齢によりどうしても髪も爪もハリを失いますので、一概に亜鉛不足と言い切れない部分もあります。
皮膚症状、有害金属の蓄積、高血圧、リウマチ性関節症、胃潰瘍、骨粗鬆症、味覚障害など
亜鉛を多く含むおすすめ食品
亜鉛が不足すると肌荒れにつながることを解説しました。そんな亜鉛不足を解消するための食品を紹介します。
亜鉛といえば牡蠣といわれるくらいですが、毎日食べるのは大変ですよね。苦手な人もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、豚レバーやチーズ、卵黄、アーモンド、ピュアココア、抹茶、ごまです。
これらの食品には比較的多く亜鉛が含まれています。
注意してほしいのが、ここに列挙したものばかりを食べていればいいわけではありません。魚介類や野菜、大豆製品、玄米や全粒粉で作られたパンや麺類などのホールフードを、普段からバランスよく食べることが重要です。
上記に上げた食品でも日常的に摂取するのが難しいという方にはサプリメントがオススメです。
1日の亜鉛摂取推奨量は18~29歳の男性で11mg、女性で8mgとされています。
サプリメントで取る場合は、これを参考にしてみてください。
年齢 | 男性 | 女性 |
18~29 | 11 mg | 8 mg |
また、耐用上限以下であっても人によっては不調となる場合がありますので、自分の体調の変化をよく観察しながら取り入れていくと良いですね。

筆者は30mgのサプリメントを毎日摂取しています。以前に比べて肌荒れが減り、髪が太くなったような実感があります。50mgのものは2日に1回とかにしたほうが安心ですね。
その他の亜鉛の役割
亜鉛は数百種類にも及ぶ酵素の中心で働いており、それら酵素に関与して様々な代謝を行います。
具体的には以下の働きを担っています。
- 体を酸化から守る錆止めの働き
- 有害金属を体外へ排泄する働き
- 免疫機能の維持
- 骨の形成
- 糖代謝やインスリンの合成・維持
- 肝臓での重要なタンパク質の合成
- 皮膚細胞の正常化
- 味蕾細胞の形態維持
- 性ホルモンの分泌維持
- 下垂体機能の維持 など
このように亜鉛はアンチエイジングの敵である酸化・糖化を防ぐ役割や免疫機能、味覚など日々健康に生きていくために必要な栄養素なのです。
肌荒れに効く栄養素「亜鉛」 まとめ
亜鉛は現代人に不足しがちな栄養素
亜鉛不足は肌荒れを引き起こす
亜鉛を摂るには豚レバーやチーズ、卵黄、アーモンド、ピュアココア、抹茶、ごまがおすすめ
サプリメントで摂る場合は過剰摂取に注意