6/6 読書の効能

今日は自分をわかってもらうということ

読書と私

本を読むという行為は自分との対話だと思う。

人にわかってもらうというのは難しい。

自分のことでさえわからないのだから、それを人に伝えるなんて尚更である。

私は自分のことをいうのは苦手だが、人の話を聞くのはまあまあ得意だと思っている。

人のことをわかってあげたいという気持ちは素敵だが、たぶん相手のことを1mmだって理解してあげられないのだ。

きっとわかった気になって自分が満足しているだけなのである。

その点、読書というのはいい。自分の中にすっと落ちてくる表現を見つけたときなんかは、あーわかる、好きとなってしまうくらいテンションが上がる。

結局人間は似たような境遇の人に共感するし、自分が経験したことしかわからないのである。

私がお腹の不調で悩んで、両親に相談してもお医者さんにかかってもストレスだねと言われたように。

読書をして同じような人を見つけたとき、医師の立場で専門的な知見を知ったとき、私は救われた。

同じことで悩んでいる人がいるという事実とそれを改善できるかもしれないと気づいたから。

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